親知らずを抜くと痛い、
腫れるには、原因があります

親知らずを抜歯するにあたって、患者さんがもっとも心配されるのは、やはりあとで腫れたり、痛くなったりしないかという点でしょう。結論からいうと、医科と同じ基準で洗浄・滅菌された機材を使い、正しい手順で抜歯された場合、術後の痛みや腫れは、痛み止めで緩和できるものです。昔から「親知らずは抜いたあと腫れる」とよく言われますが、清潔な機材で処置をすれば、これは間違いだとわかります。

ワタナベ歯科で治療に使われるツール類は、すべて専用機器で洗浄・滅菌されている

痛み、腫れの原因として考えられるのは、手術中に起こる「術中感染」ですが、当院では開院当初から治療器具の滅菌に取り組んでおり、タービン、コントラなど、口に入るツールは患者さんごとにすべて滅菌したものを使用しています。親知らずを抜いたあとの痛みや腫れが起こりにくくなる、外科手術で骨を骨削してもあとの腫れかたが変わってくるなど、さまざまな面でメリットがあります。

「滅菌」といえばワタナベ歯科医院です。

滅菌が徹底されていても、抜歯後に感染症を起こしたり、治りが悪かったりする患者さんもいます。これは歯や骨の状態、体質の違いなどによって起きてくるものなので、個別の対応が必要です。腫れ、痛みが長引くなど、違和感を感じた場合は、早めにご相談ください。

24時間365日の救急対応で
「抜歯後出血」への備えも万全

親知らず抜歯後のトラブルとしては、ほかに「抜歯後出血」があります。抜歯後出血とは、文字どおり抜歯したあとに出血が起きることですが、高血圧などの基礎疾患があると、そのリスクが高くなります。当院では、親知らずを抜く前には、かならず血圧測定をおこなっていますが、これは患者さんが高血圧であることがあらかじめわかっていれば、止血剤、縫合などの止血処理を通常よりも念入りにしておくなど、事前の対応ができるからです。高齢の患者さんを抜歯するときなども、同じことが言えます。

当院では24時間365日の救急対応をおこなっていますが、当直医が手がける症例のうちおよそ5%が、この抜歯後出血の対応です。「ほかの歯科医院で親知らずを抜いて夜中に出血が止まらなくなった」と来院される方も一定数いらっしゃいますが、出血を翌日まで放置しておくと、最悪の場合、貧血で通院しなければならなくなるといったケースも考えられます。時間外対応ができれば、このような患者さんにも、いち早く対応できるわけです。

24時間365日の救急対応には「治療後の万が一に備える」という意味もある

止血処理など適切な処理をしていれば、抜歯後出血の起こる確率は1%以下と言われていますが、それでもゼロではありません。だからこそ万が一にも対応できる体制がある、ということが重要です。私自身、歯科医の役目は患者さんのクオリティ・オブ・ライフ(QOL)をよくすることだと思っています。その意味でも24時間、365日の救急対応というのは、欠かせない要素のひとつです。